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修羅場
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俺がバイトしてたときの怖いっていうか洒落にならん話。

時間帯は1〜2時ごろに店の外を掃除しに出かけようとエレベーターに乗り一階へ降りていったんですが、エレベーター内を掃除してさぁエントランスだぁとエレベーターを出たときに妙な赤い点がぽつぽつ落ちてる。
うちの店は赤ワインを扱ってたんで、眠気もあってか赤ワインだと思ったんです。

(うっわ!誰やねんこんなとこで赤ワインこぼしたやつ…面倒臭ぇな〜)

と、思いつつどの程度なのか徐々に見上げていく毎にその異様さに気付いた。

そこには自動ドアに一人おじいさんらしき人が倒れていて、その奥には両肩に刺青の入った男が道路側に向かって携帯でなにやら話している姿が見えた。
そんな風景は(いつもなら)たんにヤ○ザと浮浪者程度だろうとしか思わないんだけど、外へと続くその廊下にはおびただしい量の血痕が飛び散ってた。
よく見ると血痕だけじゃなくて肉のかたまりみたいなのとかあって、お爺さんは血まみれでなんか首から出てるし廊下一面グチャグチャだった。

俺は現実感全っ然無くて、
(こりゃ掃除とかムリだな…っと)
と思ってくるりと踵を返して店内に戻った。

その後は警察とか野次馬のヤンキーとかがビルに集まってて、お店も営業どころじゃなくなって大変だったけど、その時来てたお客さんの一言にもビビった。

「あの…さっきからおじいさんがウロウロしてて気持ち悪いんですけど…」

当然その日はそんな客は来ていなかった。
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