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自習室
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私の通う大学にはその昔「自習室」というものがあったそうです。
そこは広い部屋ではあったのですが、なぜか窓が一つもなく、ドアだけありました。
前期授業の最後の日、いつものようにA子さんはそこで自習をしていました。
夏の暑い日でした。夕方頃になって、後ろの方で
「バタン」
とドアの方が閉まる音が。
警備員のおじさんが、中にA子さんがいるのに気付かずドアを閉め、鍵をかけてしまったのです。
A子さんは慌ててドアに駆け寄りましたが、おじさんはもう他の場所へ…
長い夏休みが終わりました。
久々に開かれた自習室、そこには凄まじい光景が。
かきむしられてぐちゃぐちゃになったA子さんの長い髪、ドアには無数の手の跡(血が出るまでたたき続けたのでしょうか、どす黒かったといいます。)、暑さと飢えのためにカサカサになった唇、A子さんは息絶えていました。
その後、自習室は取り壊されました。
その部屋があったと言われている場所は現在階段となってます。
例のドアがあったあたりは踊り場になっていて、今でも夜には
「ドンドン」
という不気味な音が聞こえてくるとか。
携帯電話のない時代です。
窓のない部屋などあるのかどうかは疑問ですが、ちょっと怖い気がします。
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